件の女性と同じように、西谷さんの部屋もゴミ屋敷状態になっている。

 何だか俺、そんな気がしてならない。

 この時、俺のケータイが鳴った。

 その親しい女性から電話である。

「遅くなって堪忍な。資料出来たさかい、今からファックスで送るで。ほな、おやすみー」

 女性は気さくな関西人である。

 しばらくしてファックスがウチに届いた。

 3枚ぐらいの用紙にまとめられた調査資料をジックリと読んでみる。

「何て事だよ…、あの女…」

 資料を読み終わって、俺はジックリと考えた。

 西谷敦子への思い…、

 今後はどうするかは、いずれ結論は決めなければならないようだ。

 さっそく俺は、志田さんにメールで自分の思いを伝えた。

 しばらくして、志田さんから返信メールが来た。