「土方さんはね。君を心配してるんだよ」 沖田さんは目を細めなる、南はわけが分からないとでも言いたげな表情で沖田さんを見つめた。 「あの人だけなんだ。君を組長になるのを最後まで反対してたのは」 『それは、私に組長が務まるほど力がないと感じたからじゃないの??』 はぁ……っと沖田は一つため息をついた。 「君はお馬鹿さんだね」 意味が分からない。 ムッスーッとする南の頬を沖田は掴むと力の限り引っ張った。 『イダダダダッ!!』