時を越えて~タラシ女子と新撰組~






『藤堂さん痛いじゃないですか』




頭をさすりながら藤堂さんのほうへ歩いていく。




そして、ニッコリと笑顔を浮かべながら彼の頬をあらん限りの力で引っ張った。





これはいじめではありません。制裁です。




「いでででで。わ、悪かったって」




藤堂さんは悲鳴を上げつつ。何度も謝ってきた。




謝ってくれたんだから。離しても良いか……。





プニプニのマシュマロほっぺを離した。彼は離された頬をさすり涙目で睨んできた。





今の貴方に睨まれても痛くも痒くもありません藤堂さん。それより貴方のそのツルッツルでプニップニの肌の維持の秘訣をぜひとも私は聞きたい。




違った。突進してきたのは彼なのだから、私は全然悪くないと言いたいです。