「そのまま……」 チョコを見つめる沖田さんだが。一向に口に運ぼうとしない。 そりゃそうか。チョコって知らない人から見ればグロテスクな見た目してるもんな。 食べるのに勇気は必要だろう。おいしいんだけどね。 自己解釈して、戸惑っている三人の背中を押した。 『大丈夫ですよ。騙されたと思って食べてみてください!!美味しいですから』 私の言葉に三人は決意したように口にチョコを放り込んだ。