『おき、たさ……ん??』 ズワリッと、畳にシミが広がる。ジワリジワリと。 まって、何これ。何で!?!? 『いや、……いや!!』 腰から力が抜け、その場にへたり込む。恐怖・絶望が渦を巻いて襲ってくる。 「み、なみちゃ……だ、いすき……だ、よ」 手を伸ばしてくる沖田に、止めを刺すかのように銀色の刀が振りおろ――――。