やめて 『沖田さん!!何処にいるんですか!!!!』 やめて 『沖田さん!!』 ――――そっちには行きたくない。 『沖田さん!!!!』 スパンッと襖を開けると同時に、目の前が真っ赤になる。 「みな、みちゃ……」 沖田の背中からは銀色の刃物が、飛び出ていた。振り返った沖田は薄っすらと笑みを浮かべ、刀が抜けると同時に、力なく倒れた。