「かくかくしかじか」




『斎藤さん、さすがにそれじゃあ伝わりませんよ』




南は苦笑いを浮かべ、斎藤の肩を叩いた。




「「そんな事が」」




『何で伝わったの!?!?』




「分からないんだったら、中身見ればいいじゃん」




「しかし、勝手に見るのは失礼ではないだろうか」




ヒョイッと斎藤から沖田は、手紙を取り上げた。二人のやり取りの後ろでは、無視され落ち込む南を、原田が慰めていた。