時を越えて~タラシ女子と新撰組~





「立花組長。十一番組は、貴方のあの騒ぎを見て移動願いを出したものによって、構成されています」



『え??そうだったの??』




初めて知った真実に、南は驚き目を丸めた。




「もちろん俺もです。いつもヘラヘラしているのに、時に頼りがいのある組長殿。今後も、ご活躍期待していますよ」



『菊池君。……飴と鞭の使い方が、プロだね』




ヘラヘラしてるって、絶対褒め言葉じゃないよね??




ガックリと再びうなだれる南を、菊池はキョトンとしながら首をかしげた。




「ぷろ??とは一体なんですか??」




『あ。えっとー、専門の達人って事だよ』




思わず横文字を言ってしまった。と、固まるが上手い具合にカモフラージュをした。