「ごめん、ごめんね南ちゃん」 『……沖田さん』 より強く抱きしめられ、少し息をするのが苦しく感じた。しかし、安心という心地よい気持ちに浸る南は、そんなことどうでも良いと目を閉じた。 「南ちゃん」 『何ですか』 「僕気がついんたんだ」 『何をですか??』 南は顔を上げ、沖田の顔を見上げた。