時を越えて~タラシ女子と新撰組~







「僕は、着替えてくるから、いい子に待ってるんだよ??」





「それじゃ、俺たちも帰って報告に行こうぜ一君」





沖田は着替えを行った場所へ向かうため、部屋を出て行った。その後に続いて、藤も部屋を出る。




斎藤は、出る寸前で振り返り、自分よりも一回り背丈の低い南を見下ろした。





「立花、京は治安が良いとはいえん。お前が酔っ払いの喧嘩を買うとは思えんが、気をつけて帰って来い」





『はい!!平助と斎藤さんも、お気をつけて』





「あぁ」

「お前も気をつけて帰ってこいよな」





斎藤と藤堂が出て行き、フゥッと息を一つ吐くと部屋の襖を閉めた。