「情報もつかんだ。俺たちの任は完了だ、平助帰るぞ」 「おうッ!!」 斎藤は立ち上がると、着物のすそを払った。その後に、藤堂も立ち上がる。 『木刀作ってもらったけど、使わなかったなー』 南も、立ち上がって部屋を出ようとすると、斎藤が止める。 「立花は残れ」 『はい??』 理由がわからず、南は首をかしげた。