南side 三人で話をしていると、部屋の戸がゆっくりと開けられた。 三人が三人警戒したが、入ってきたのが片華さんと沖田さんだとわかると警戒を解いた。 「どうだった」 「片華太夫の行ったとおり、彼ら夜に新撰組を襲撃する計画を立ててった」 沖田が目を細めると、斉藤は「そうか」と頷いた。 「ッチ、夜に襲撃かよ。きたねぇやり方するぜ」 藤堂は、不機嫌な雰囲気を抑えることなく拳を畳にたたきつけた。