「あんた、侍だろ!?!?」 『いや、おはずかしー』 「……クック、、、、ハッハッハ!!!!アンちゃんのこと気に入っちまった、簡単でいいならこの木で、今から木刀をこしらえてやるよ」 『本当ですか!?助かります!!』 下に降りて来いよ、と木をスルスルと降りていく庭師に、わかりました!!と南は返事をし障子を閉めた。 「お前、すげーな」 ずっと南達のやり取りを見ていた藤堂は、呆れたように笑った。