「は??……この枝のことか??」 庭師は、顔をキョトンとさせながら、持っていた枝を見せた。 それを見て、南は何度も頷いた。 その枝は、大きさからいけば木刀くらいある太さも申し分ない。ちょっと加工すれば、武器には十分なる。 『その枝は、必要ですか??』 「い、いや……。別に捨てちまうつもりだったが、一体何に使うってんだ??」 『護身用の武器です。俺、刀を家に忘れてきてしまって』