「し、新撰組!?!?」 どうやら彼の苗字は新撰組というらしい……。 カッコいい苗字だな。 ん?待て……。 『新撰組??』 「そうだよ。僕達は新撰組」 犬っぽい人ではないほうの男の人。やる気のなさそうな男の人は、私の方に歩み寄ってきた。 京都・新撰組・江戸時代・幕末……。 いろんなワードを繋げて浮かび上がった仮説。 もしかしなくても私……タイムスリップしてない?? 全身が凍りつくような気がした。