時を越えて~タラシ女子と新撰組~







「やっぱり、言いだしっぺがやるべきだと僕は思うよ??」





『え゛』





沖田の視線が、南に向けられた。南もその視線に気づき、顔をひくつかせた。





わ、私が潜入しろと!?!?





『どうやって潜入しろって言うんですか!!私は忍者みたいに俊敏に動く力はありません』





「そんなの最初から期待してないよ」





最初から期待されてない。それはそれで、なんかムカつくんですが。





南はいじけたように、ブスッとした。