時を越えて~タラシ女子と新撰組~







「あーいたいた二人とも!!!!やーっと見つけたぜ」





廊下からパタパタと走ってきた救世主に、私は駆け寄った。





『ポチ組長おはようございます!!』





「ポチじゃねーよ!!なんだ、ポチ組長って!!威厳もへったくれもねーじゃねーか!!」





『え??……威厳??』





ポカーンッとする南に、藤堂は華麗にツッコミを入れる。





「なんつー顔すんだよ!!なんだ、俺には威厳が最初っから無いってか??無いって言ってんのか!?」






「……僕たちを探してたんでしょ??どうかしたの??」





ツッコミを入れていた藤堂は、沖田の指摘により、そうだった!!と本来の目的を思い出し、声を上げた。