しかし、そこで沖田さんが何もしないわけない。 「ちょっと、無視は駄目でしょ」 沖田さんの指が襟首に引っ掛かる。前に歩いていた私の首は、必然的に ――――グイッ!! 『グエッ!!』 絞まった。 『っちょ!!私無視してませんし!!なんで、沖田さん私に必要以上に構うんですか!?』 私は、奇声を発してしまったことに赤面しつつ、笑顔をの張り付いた沖田さんを睨み上げた。