時を越えて~タラシ女子と新撰組~






『ふぎゃっ!?!?』





触っただけでわかるほど、髪はボッサボサになっていた。





『く、櫛とかないですかね??』





私、女としてどうなんだろう……。





「ちょっと待ってて」






沖田さんは、ニッコリと笑って部屋を出て行った。





沖田さんの後姿を見送って、重いため息をついた。