南side ――――チュンチュンッ ―――チュンチュンッ 鳥の声と共に、目覚める。誰かが布団を敷いて寝させてくれたようだ。 昨日の記憶がスッポリとなくなっている。ただ頭がガンガンとハンマーで殴られるように痛む。 『私、何してたんだっけ??』 「南ちゃん、起きてる??」 首をかしげ、ボーとしていると沖田さんの声が聞えた。 どうやら、襖の外に居るようだ。