『でも、君がお酌してくれるんだったら。一杯くらい飲んでみようかな』 ニッコリと笑みを浮かべながら、片華さんを見ると、花のような綺麗な笑みを浮かべていた。 ――――コプコプッ……。 お猪口に、透明の液体が注がれていく。 これが、水ならばどれほど気が楽か。 お母さん、お父さん……南は悪い子になります!! と、心の中で叫ぶと少量入ったお酒をグイッと一気に飲んだ。