君のために



「あんたのファンのお陰で迷惑してる人のこと考えたことある!!!????」




自分でもビックリするくらい怒鳴ってやった



「…ごめんなさい、俺自分の事しか考えてなかった」




木下はうつ向いてた顔をあげて私の瞳を見る



「…女の人ってどうやって話したらいいか分からなくて逃げてた…ほんとごめん」



木下は深々と頭を下げて謝り、顔をあげるなり頼りない顔をした



この子、ちゃんとこれから自分を守れるのかな…




「あたし、あんたのボディーガードになってあげる!!」




「え?」




これから毎日私は木下のボディーガード



この私が折れるくらい



可愛いんだもん!!!♪