綿菓子と唐辛子






「う、わぁー!!すごいね!!ほんとに、夜の海にいるみたい!!!」



ナイトショーは、6時30分からだった。


イルカのショーに、プロジェクションマッピングが施された、「夜の海」をコンセプトにした舞台。


キラキラと降り注いでくる、「星の光」をイメージしたライトは、俺たちをずっと照らしてくれていた。




「すごい…!想像していたより、ずっとすごいよ、コウタロウ!!」




それを見て、姫芽もずっと、小さい子どものように、はしゃぎ続けていた。



「…楽しい?姫芽」

「うん!すごく!!!すごくすごくすごく楽しいよ…!!!」


「……」


「ありがとうコウタロウ!だいすき!」





…きれいだと、思った。


ひかりに照らされる姫芽を。
この世の、どの宝石よりもきれいだって。