綿菓子と唐辛子



「りんごジュースと、コーラと、フランクフルト二本ください」


ヒメが背伸びをしてカウンターをのぞいている。それに左腕を乗っけて、注文した。


「ちょっとナツ、重いよ」

「うるさい。ヒメがチビなんだろ」


かわいい。思わず、いじめたくなる。

俺は小学生か…って、時々情けなくなるけど、それでもヒメは、そんな俺を見てニッコリと笑ってくれる。

なんで、こうなのかなあ。こいつは。



「はい、フランクフルト二本!マスタードは付ける?」

「あ、はい、一本だけお願いします」


マスタードはキライ、と

隣で口をパクパクさせて訴えるヒメに笑いながらも、ケチャップだけ付いたもう一本を渡してやった。

嬉しそうにニコニコしている。そんなにフランクフルト好きなのかな。


「はい、もう一本ね」

「ありがとうございます」


他の飲み物も一緒に、近くのパラソルの中に持って行くヒメ。

俺は、お金を払って、マスタード付きのフランクフルトを受け取った。





…そんな時だった。