綿菓子と唐辛子





「ナツ、何を飲む?色々お店あるよ」

「炭酸」

「炭酸?!お腹ふくれちゃうよ」


一旦、気持ちをリセットするために、流れるプールを出た。

お店が並んでいるところを、2人で歩く。

ヒメは、出ている看板をひとつずつ丁寧に見て歩く。大雑把な俺なんかより、全然細かい。



「あ、ここのフランクフルト美味しそう」

「…」


小さい身体。華奢な身体。

思わず、守ってあげたくなる。

細い足が、リズミカルに動くたびに、抱きしめたくなる。


…なんて、考えてる俺の脳内がいやらしすぎて、時々引いてしまうのだけど。



「ナツ、ここの食べようよ」


こうやって、俺にだけは満面の笑顔を向けてくれる。


それ以上に幸せなんてないはずだよな。