ビー玉

帰り道






袋の中の赤い金魚をかばうようにゆっくり歩きながら

あたしはけんちゃんに聞いた。










「いつから、あたしだって気付いてたの?



あの面接のとき?」







けんちゃんのビー玉を、あたしは覗き込む。










「まさか」






けんちゃんが驚いたようにそう言って、まるい目を更に丸くする。








「それじゃ、そのずっとあと?」