「あ、」 「あ?」 朝一番、扉を開けると見えたのは見慣れた顔 ……うわ 「なに無視してんの」 「――ひっ!」 無言で歩き出したあたしの肩に王子の手が乗った 「触らないでよ変態!」 「変態?こんなのただのスキンシップだろ」 「あんたにはね」 「お前はちがうわけ?」 「ちがうわよ!」 女好きのあんたと比べられても困るわ