「今日はよろしくね??」 「……うん。よろしくね」 「佐伯にも、期待してるって伝えておいてね」 中嶋はそれだけ言うと、そのまま去っていってしまった。 大丈夫、佐伯くんならきっと、優勝してくれるはず。 「……しい」 「あっ、佐伯くん……」 「なにやってんだよ。勝手にどっか行くな」 「ごめん……飲み物買おうと思って」 「そっか。俺も手伝う」 「うん。ありがとう」 飲み物を買って、会場へと戻る。