「……ああ。見てろよ」 「うんっ」 ーーーそして午後13時半。 試合開始の合図が鳴り、午後一番での試合が始まった。 あたしたちは午後一番での試合だった。 試合開始直後、佐伯くんが先制点を決める。 「やったっ!!」 そして佐伯くんはその後もゴールを放ち続け、第一試合が終わった。 佐伯くんやみんなの活躍により、第一試合は見事に勝利をおさめた。 「…………」 その姿を、試合をする姿を、彼はまた見つめていた。