冬の終わりにアナタと出会った。 私達はお互いに死のうとしていて、ただの仲間だった。 春、初めて体を重ねた。 それでも私はまだ、死にたがりの風俗嬢だった。 梅雨の明ける頃、薬を飲み干した私に届いた手紙。 「迎えに行くから」 ずっとずっと……待ち続けた言葉。