酔ってしまわないよう、胃袋が埋まってしまわないよう。
最少量のアルコールを口にしながら、手ではキーボードを打って、拒否反応が起こらないように少しずつ体内へと入ってくる様々な錠剤。
白い甘い味のものもあれば、体に悪そうなぐらいのショッキングピンクの糖衣錠まで。
それをこくんこくんと、単純作業のようにひたすら口に入れる。
目の前の画面ではリュウジと普通の会話をしているはずなのに、だんだんと意識が朧になって映し出されてる文字の意味が分からない。
最期に私は何かを伝えられただろうか?
リュウジにお礼が言えただろうか?
これで……やっと幸せになれる。
ここまで本当に長かった。
ありがとう、リュウジ。
バイバイ……。
目を閉じて、空を目指して、私は……すべてを手放した。



