頭と心の動きが違うのは……私が病んでいるから?



それとも、「救いたい」その言葉に本当に救われてしまったの?



事件は起こる。



単純に……崩壊が早まっただけなのかもしれないけれど。



ある時期を境に、せっかく作った【あやの部屋】へと書き込まれる誹謗中傷の数々が、毎日止まらなくなる。



確かに、死にたい……なんて書いてるから当たり前なのかもしれない。



「死にたい奴は早く死ねばいい」



早く……死んじゃいたいってば。



「目障りだから更新するな」



私が文字を打つこと自体、誰かの迷惑?



そんな心ない書き込みは私のギリギリの心臓を、一気に素手でかち割った。



痛い。



こんな底辺にも……私の居場所は無いんですか?



急に息が苦しくなる。どうしたらいいのか分からなくて。



そんな私が泣きながら助けを求めた相手は……もう逢わない、そう決めていたはずのリュウジだった。