黒い文字の下に、大学ノートのような罫線が引いてあり、私は名前を問われる。



迷う事無く私の名前は「あや」



中には3人の人物がいた。



勝手が分からないので



「初めまして」



とりあえず……そう文字を打ってみる。



緊張で胸が張り裂けそうになる私に、受け入れを表す温かい言葉。



同じ空を目指す仲間の言葉。



ここが、普通のチャットルームだったら……今から楽しい会話で盛り上がるに違いない。



だけど……ここではそんな事は起きない。



今正に、話題として盛り上がっていたのは



【死にたい理由】



それだった。