夜が更けると、衝動的にやって来る記憶。 最後にアツシに抱かれた私。 熱い。 アツシに残された熱が、カラダが……まだ熱い。 もう……今更逢うなんて出来ないのに。 その画面を操るのは細い腕。 また……始まる。 自分を壊す生活。 食事を摂らない。 食べたとしても……全てを吐き出してしまう。 私には、栄養なんていりません。 私には、生きている価値などありません。 一人でいるのが ただ苦しいんです。