別居の少し前に転職をしていたアツシ。



自慢の営業。売るものを車から事務用品に変え、得意分野で更に輝く。



役職を与えられたアツシからの連絡が、日に日に減っていく。



あんなに……好きだって言ったのに。



あんなに……離れたくないって言ったのに。



あんなに……すぐにまた一緒に暮らそうって言ったのに。



別居したのは間違いだった?



そう思いたくなるぐらい……ただ、待つ私に投げかけられるのは、冷めた目線?