そんな生活でも、私はアツシを嫌いになれない。 それは夜のアツシの顔。 飲みに行く時には、必ず一緒に連れて行ってくれる。 周りに自慢の嫁だから、と言ってくれる。 外面が良いといえばそれだけなんだけど。 そして、欲しかった言葉を……くれる。 「大好き」 「愛してる」 求め続けたその言葉を必ず毎日くれるから……隣で一緒に眠りについてくれるから……だから離れられない。 日に日に増える約束事。 それでも、この人が仮面をかぶっていなかったのなら……私は永遠に耐えていたのだろうか?