「あや、本当に来てくれたんだ!ありがとね」 お気に入りのホストにしっかりと絡まりながら、猫のような瞳に巻き髪を揺らして笑うマナ。 狙った男は必ず落とす!そんな事を前から言っていたけど、それも納得の妖艶さ。 隣にいたセイラへ会費を渡すと私もその席について、注いでもらった久々のドンペリを飲み干した。 今日は……全てを忘れてしまいたかったから。 だけど。 来なければ良かった。 まさか……。 こんなカタチで事実を知るなんて。