「痛いっ!!」



目が覚めた私を襲った、経験した事の無い……ありえない激痛。



手を伸ばし鏡に映った自分を見てみると……信じられないぐらい痛々しい顔をした私が、そこにいた。



頬の色は黄色や黒に変色し、体の所々に血がこびりついている。



ヒドイ……。



思わず自嘲的な笑みがこぼれる。



人間……その状態があんまりヒドすぎると笑ってしまうらしい。



くすくすと笑いながら、ボサボサになった髪の毛を手ぐしで整え、そのまま再び眠りについた。



あ……その前に、店長に電話をしておかなければ。