「位置について…」 「よーい…」 ―――パァーンッ!! ピストルの音が耳をジン…とさせる。 『さぁ最後の競技、借り物競争が一斉に スタートしました!!紙に書いてある物を 借りてゴールを目指してください!!』 放送部の声が聞こえてハッとした。 そうだっ!! 借りる物が分かんなきゃ 走ってる意味、ないじゃん! 「えーと…紙、紙…。」 そう言いながら地面に注意を 払って走っていくと 少し先に真っ白な紙が落ちていた。 私はそれを拾って中を開いた。 すると…