そう言って結愛は私にガッツポーズを 作ってニカッとはにかんだ笑顔を見せた。 さすがは陸上部、長距離エース…。 運動神経が良い分、自信満々だな~! そして結愛はタッと軽く走って 自分の走る位置へ着いた。 アンカーだけは特別、走る距離が 長くされていて、トラックを 1周半走らなくてはいけない。 そのアンカーに選ばれたのが結愛なのだ。