癒されるお時間は誰にとっても大切である。
ココちゃんの可愛さには参っただ。
「心ね、ちー君のお家大好きなの!」
「ふふっ、きっとちぃ君喜びますよ。」
ああ、ちぃ君はあたしにこの家のこと知られたく
なかったみたいなこと言ってた。
「ひよちゃんはちー君のこと嫌いじゃないよね?」
「は、はい!?」
こ、この子はなんてことを聞いてくるんだ!
大体、揃いに揃ってみんな何故そんなことを聞いてくる?
「仲良くないの?」
不安そうな顔をするココちゃんに時が止まった。
時間はタイムウォッチで永遠に止められたのだった!
という世界になってしまったらラグナロクだな。
「な、仲はみんないいですよ!」
「じゃあ、好き?」
「す、すすすすすす好きだなんてココちゃんはおませさんですね。」
「ちー君カッコイイよ?」
な、なんてこっただ。
この子、あたしに好きだと言って欲しいのかい!?
「ちー君はとっても優しいから嫌いにならないであげて?」
ココちゃん良い子過ぎるよ。
伊織君父、自分の娘が一番純粋さを兼ね揃えてる!
「嫌いになるだなんてそんなことはないですよ。」
ちぃ君が優しいのはあたしだって十分知ってる。
人としてとても好感を持てる人だ。
多少は多めに瞑っても構わない。
「じゃあ、好き!?」
「likeってことにしておきましょう。」
嫌いなわけがないよ。
みんな、好きに決まってる。
そうじゃなきゃ、友達申し込んだりしないよ。
「馨君も好き?」
「はい、もちろん!」
「なー君も好き?」
ココちゃんに笑顔が戻ってくる。
「ええ、あたしのエンジェルです。」
「京君も好き?」
「京様はもうアピールしまくりですよ。」
好きかどうかそんなの敢えて聞かないでと
思ってたけど、こうして言ってみると何か照れくさいな。

