生まれてからすぐに誰にでも可愛がられてきた。

それは年を重ねるごとに増えていく。



俺自身はどうでも良い話で男なんだから可愛い

って言われるのはどうなんだって自問自答する

日々で正直容姿について不満はあった。


男なのに女に間違われることなんて数え切れないぐらい

経験して穿きたくもないスカートを着せられた日には

スカートってもんがなくなっちまえばいいんだって思った。



だから、人が思ってるほどこの容姿に納得してなかった。



本当はもっと男らしい人になりたかった。




男の中の男って感じの人になって守りたい人が居た。





強くなって、強くなって



俺が守られるのではなく守る人になりたいと