「お前、今の不気味だからやめろ。」
「は、、はいいいっ!?」
ちぃ君、さっきからあたしに対して酷い言いようじゃないか!?
「暗いから余計不気味だ・・・・・」
「何だとっ!?」
怒れる魂ぶつけてやるぞと思っていたら、
「ほらほら、日和ちゃん怒んないであげて。
千治はオブラートに包めないだけだから。」
馨君、それってフォローになってないから!
あたしの笑みを不気味だと思ってるとは、
やはりもう少し練習時間を増やすべきだったか。
「出来る限り真顔で居ることにする。」
「おうおう、そーしろ。」
慶詩が煙草を揉み消しながら便乗した。
あたし、ガールなのに!
普通、笑うと可愛いねとか言われるもんじゃないの!?
それなのに、不気味ってホラー小説に転身とかヤダよ。
ジャンル分からない小説になったら読者のみんなが
離れてしまうんじゃないかね!
コミカルな小説だから帰っておいで!!
「帰ってきておくれ!!」
「ヒヨリン、今すげー真面目な空気なはずなんだけど。」
「・・・・・すいません、どうもあたしという存在が
コメディーになってしまうらしいです。」
ユウヤに空気読めよって言われたような気がする。
これは、作者があたしに陰謀したんだわ!
あたしの第一設定の天才が薄れてる。
「・・・・・・ひよこ、そんなことないと思う・・・」
京様、そんな無理にフォローしてくれなくていいよ。
今、最後ら辺耐え切れなくて口元抑えたの
あたしはバッチリ目にしたからね。
「ところでさ、さっき怪しい人見たんだよね。」
サラッと会話に投入してみたつもりだ。
「あ?」
今、全員から何で言わなかったんだよって視線を向けられる。
「だ、だって、言うタイミングなかったじゃんか!
あたしだって、着いて行こうと思ったのを必死に
我慢してたんだから偉い方だ。」
本当はすごい迷ってたんだよ。
やっぱり、行こうかな・・・でも、怒られるだろうな。
だからって、行かないとチャンス逃しちゃうよね。
でもって、勝手に居なくなったら承知しないって
言われたばっかだし・・・・こってり絞られるのかという
のを散々繰り返して我慢を選択した。

