Hurly-Burly 5 【完】


「お前、今の不気味だからやめろ。」

「は、、はいいいっ!?」

ちぃ君、さっきからあたしに対して酷い言いようじゃないか!?

「暗いから余計不気味だ・・・・・」

「何だとっ!?」

怒れる魂ぶつけてやるぞと思っていたら、

「ほらほら、日和ちゃん怒んないであげて。

千治はオブラートに包めないだけだから。」

馨君、それってフォローになってないから!

あたしの笑みを不気味だと思ってるとは、

やはりもう少し練習時間を増やすべきだったか。

「出来る限り真顔で居ることにする。」

「おうおう、そーしろ。」

慶詩が煙草を揉み消しながら便乗した。

あたし、ガールなのに!

普通、笑うと可愛いねとか言われるもんじゃないの!?

それなのに、不気味ってホラー小説に転身とかヤダよ。

ジャンル分からない小説になったら読者のみんなが

離れてしまうんじゃないかね!

コミカルな小説だから帰っておいで!!

「帰ってきておくれ!!」

「ヒヨリン、今すげー真面目な空気なはずなんだけど。」

「・・・・・すいません、どうもあたしという存在が

コメディーになってしまうらしいです。」

ユウヤに空気読めよって言われたような気がする。

これは、作者があたしに陰謀したんだわ!

あたしの第一設定の天才が薄れてる。

「・・・・・・ひよこ、そんなことないと思う・・・」

京様、そんな無理にフォローしてくれなくていいよ。

今、最後ら辺耐え切れなくて口元抑えたの

あたしはバッチリ目にしたからね。

「ところでさ、さっき怪しい人見たんだよね。」

サラッと会話に投入してみたつもりだ。

「あ?」

今、全員から何で言わなかったんだよって視線を向けられる。

「だ、だって、言うタイミングなかったじゃんか!

あたしだって、着いて行こうと思ったのを必死に

我慢してたんだから偉い方だ。」

本当はすごい迷ってたんだよ。

やっぱり、行こうかな・・・でも、怒られるだろうな。

だからって、行かないとチャンス逃しちゃうよね。

でもって、勝手に居なくなったら承知しないって

言われたばっかだし・・・・こってり絞られるのかという

のを散々繰り返して我慢を選択した。