Hurly-Burly 5 【完】


あたしは期待を胸にワクワクしながら男に聞いた。

「あー・・・あれか、鳩だ。」

それは予想外の言葉で意味が不明で凝視した。

「は、鳩?」

は、鳩ってあのポッポッって道端でよく見る鳥さん!?

鳥さんが何故今の話で出てくるのよさ!!

「すげー囲まれてんのに気づかねえって相当だぞ?」

「R、Really!?」

「・・・・・お前さ、頭ヤベーんじゃねの?」

あたし、頭を心配された!

「・・・・・や、奴をコンクリート詰めにするんだ!」

「マジで、最初っから変なことばっかでビビったっつうの。」

「し、死刑だ!即刻、土鍋に水入れて準備をしてやるからな!」

※グツグツ煮詰めてやろうって魂胆です。

「最初はマジで美少女だと思ったのに萎えたわー。」

「ふんっ、ザマーミロ!」

「いや、日和ちゃんそこは否定するところだよね。」

馨君が笑い転げてる慶詩を起こしてツッコミ不在の

代打を受けてくれた。

「おもしれー女だな。気が向いたら女にしてやろうか?」

冗談混じりの言葉を吐いた瞬間ちぃ君が何故か

空き缶を男に投げてボカッと音を立てた。

相当スピード出してた空き缶が目に見える速さで

すっ飛んで行ったと思う。

「何言ってるんだ!あたしはオカマなどではない!

元から女の子ですからその申し出は不必要だ!」

「・・・・・手ー出すなよ。」

何か、知らんがちぃ君激怒!?

だ、駄目よ!こんなところで何か勃発したら

あたしの監督不届きで委員長を辞職なんてことになり兼ねない。

停学なんかになったらあたしの人生はお先が真っ暗に

なるやもしれないわ!!

「ち、ちぃーさんっ、ここにタルトがある。

さっきから糖分不足でご機嫌ナナメだったのね!

今すぐここで食べるんだ!」

「・・・・お前な」

「どうした、食べないのか?」

「・・・・・食べる。」

ほらな!!やっぱり、甘いものが足りてなかったんだ。

もうちぃ君は甘いものの摂取量を間違えると怪獣

ヒバゴンならぬチーゴンになるんじゃないかって心配だ。

いつでもどこでもチーゴンの街の侵略を食い止めるべく

甘いものを常備する必要がありそうだ!