あたしは期待を胸にワクワクしながら男に聞いた。
「あー・・・あれか、鳩だ。」
それは予想外の言葉で意味が不明で凝視した。
「は、鳩?」
は、鳩ってあのポッポッって道端でよく見る鳥さん!?
鳥さんが何故今の話で出てくるのよさ!!
「すげー囲まれてんのに気づかねえって相当だぞ?」
「R、Really!?」
「・・・・・お前さ、頭ヤベーんじゃねの?」
あたし、頭を心配された!
「・・・・・や、奴をコンクリート詰めにするんだ!」
「マジで、最初っから変なことばっかでビビったっつうの。」
「し、死刑だ!即刻、土鍋に水入れて準備をしてやるからな!」
※グツグツ煮詰めてやろうって魂胆です。
「最初はマジで美少女だと思ったのに萎えたわー。」
「ふんっ、ザマーミロ!」
「いや、日和ちゃんそこは否定するところだよね。」
馨君が笑い転げてる慶詩を起こしてツッコミ不在の
代打を受けてくれた。
「おもしれー女だな。気が向いたら女にしてやろうか?」
冗談混じりの言葉を吐いた瞬間ちぃ君が何故か
空き缶を男に投げてボカッと音を立てた。
相当スピード出してた空き缶が目に見える速さで
すっ飛んで行ったと思う。
「何言ってるんだ!あたしはオカマなどではない!
元から女の子ですからその申し出は不必要だ!」
「・・・・・手ー出すなよ。」
何か、知らんがちぃ君激怒!?
だ、駄目よ!こんなところで何か勃発したら
あたしの監督不届きで委員長を辞職なんてことになり兼ねない。
停学なんかになったらあたしの人生はお先が真っ暗に
なるやもしれないわ!!
「ち、ちぃーさんっ、ここにタルトがある。
さっきから糖分不足でご機嫌ナナメだったのね!
今すぐここで食べるんだ!」
「・・・・お前な」
「どうした、食べないのか?」
「・・・・・食べる。」
ほらな!!やっぱり、甘いものが足りてなかったんだ。
もうちぃ君は甘いものの摂取量を間違えると怪獣
ヒバゴンならぬチーゴンになるんじゃないかって心配だ。
いつでもどこでもチーゴンの街の侵略を食い止めるべく
甘いものを常備する必要がありそうだ!

