とくに、中塚さんが笑い死にそう。
ユウヤなんて噎せて言葉になってない。
「オメエ、おっさんかよ?」
「なっ、何でだ!!焼き鳥食べたい!」
「つーか、それじゃ共食いじゃねえか。」
「むむっ!?」
と、共食いって何でだ!?
「ひよこ・・・・」
京君がシュンとしてる。
ひよこって・・・親鳥だよ!
親鳥しか食べないよ!
「じゃあ、ラーメンでもいいよ?」
百歩譲ってそれでもいいかなと思う。
「欲がねえなー。」
「あとは任せるからご飯食べに行く計画で
14日は空けておいてやろう。」
未だに笑ってる中塚さんとユウヤ。
「それじゃあ、駄目でしょうか?」
ソファーに座ってあたしを真っ直ぐ
見つめるボスが口角上げた。
「そんでいいのか?」
「そ、それでいいのだ!」
えっへんっと偉そうに言うあたしに、
ちぃ君が笑うところを目撃した。
「あー、ちーさん笑かした。」
「こ、これには不可抗力が・・・・」
伊織君、この顔凶器です。
きっと、全世界美顔選手権なんてものが
あってもぶっちぎりで優勝する気がする。
今日も今日とて超絶美形のちぃ君。
今日は眠そうじゃなくて良かった!
「あ、片付け行かないとだ!
そうだ、帰り待っててね。ちゃちゃっと済ませて来る。」
今日の帰りはやっちゃんさんとターヤンさんにも
このお歳暮を届けたいということを言っている。
バタバタとお皿を荷台に全部載せて、
嵐のように家庭科室に戻ってすぐに
片付けを済ませた。
それから、ラッピングしたものを持つ。
こっちは、やっちゃんさんとターヤンさんで、
そっちのはダディーと修平くんと兄ちゃんのだ。

