瞬きせずにちぃ君をガン見する。

「何だよ」

「ちぃ君、頭打ったのかなって・・・」

「お前、失礼だ。」

「えっ!?それ、ちぃ君が言っちゃうの!!」

「ε=(。・`ω´・。)」

お、おのれ!!その手を使ったな。

「日和ちゃん、対抗しなくていいから。」

「つーか、チョコレート要らねえのかよ・・・」

馨君とユウヤに白い目を向けられる。

「・・・・ナル、詰めたらあっち行こう。」

「京、俺結構いっぱい詰めたぜ!!」

※こちらは順調に任務を遂行している2人です。

「ち、ちぃ君なんてチョコレートのお化けに

追いかけられちまえばいいんだ!!」

「(´・з・`)」

むむっ!!

またしても、そうきたか。

「そ、そんな顔したって無駄だ!あたしは

騙されんからな!!」

「お前らツッコミ待ちの会話してんじゃねえ!!」

慶詩の鉄拳をちぃ君と2人で食らった。

「(*´∩ω・`)」

「痛いよおおおおお!!!」

ここに暴力を振るう血も涙もない人がいる!

「日和ちゃん、千治、慶詩、伊織、ささっと終わらせようか?」

ぶ、ブラックスマイルが降臨なさった!

「ほら見ろ、馨が怒る手前だぞ。」

慶詩がヒソヒソ話をするように茶化す。

「あれは、噴火前の静けさだな。」

伊織君が誰のせいだよってあたしをガン見する。

「さっさと終わらせる・・・・」

ちぃ君は一心不乱にチョコレートをかき集める。

多分、いや、絶対に逆らえないんです。

馨君は大黒柱みたいなものなんだと思います。

そのブラックスマイルには何も言わせない。

何も聞けないという特典が付いているのです。

ともかく、誰もが暗黙の了解で馨君のブラック

スマイルには逆らおうなんざ思わないのです。