恋愛感情・・・あたしとは無縁だ。
「って言うと、面白くないのでトップシークレットにしておきます。」
「えっ!?」
上條さんだけだよ、そんな反応するのは・・・。
「ご想像にお任せします。そっちのほうが面白いでしょうから。」
それに多分ないとは言わない方がいいんだと思う。
一生懸命作っていたことに変わりはないから。
「ひよこちゃん、意外と振り回してくるねー。」
「何言ってるのかしら?」
「クック・・・・」
えっΣ(゚д゚lll)
この人、笑えたんだ。
中塚さんが眼鏡を外して涙を浮かべて大笑いする。
「あわっ、毒キノコ・・・解毒薬を飲ませないと駄目よ!!」
「日和ちゃん、それ以上笑わせないであげて。」
馨君がにっこりと微笑む。
「すいません、知っては居たんですけど・・・我慢出来ず・・」
「いいえ、我慢はよくありませんから構いません。
解毒薬の用意はあたしが責任を持って!」
バシっと雑誌を丸めたもので叩かれた。
「け、慶詩がぼ、暴力振るった!!」
「あ?」
「スカしたヤツめ!」
叩かれる意味が分からないわ!
「「「ぶはっ」」」
廊下に笑い声が響き渡るのだった。
「な、何事だ!?」
何か大行進でもするってのかしれ!!
「お前、少し大人しくしてろ。」
「な、何だと!?」
ち、ちぃ君に呆れられてる!!
「中塚が壊れる・・・・(´・_・`)」
とにかく、中塚さんの病の進行が早いらしい。
「し、しっかりして下さい!まだ、諦めるのは早いわ。」
「だから、そっとしといてやれって・・・」
「ち、ちぃ君!?」
「おい、気づけ~、ちーさんがまともなこと言って
んじゃねーの。」
伊織君、あたしも今気づいたのだ。
感動のあまり目が落ちそうです。

