何、あたし動揺してんだ!!
藍ちゃんのライバル登場的なことにビビったのだな。
藍ちゃん、あたしは君の味方よ。
「何だ?固まって・・・」
ちぃ君、なんて罪な男なんだ!!
「ほら、ヒヨリン今こそだ!!」
ももっち、君に人情というものはないのかね?
「ど、どっどおど」
だ、駄目だ!口が回らなすぎて舌噛みそうだ。
「どっか行きてえーのか?」
「違う!」
ちぃ君、あたし逃走者になっていいだろうか!?
「わわわわわわっ」
「わ?」
明らかに困ってますよね。
「(。´・ω・)」
す、す、すまないよ!あたし、女なら潔くって
言いたいけど、この緊張感が伝わるだろうか?
背後に圧倒する不良メンバーズの期待の星と言った
具合にあたしの発言を待つのだから言葉にならない。
「わ、ワンコカフェなんて有名ですよね。」
ズコっと不良メンバーズがコケた。
「あ、わわっ。」
「お前、どうした?」
その頭の弱い子みたいな視線を送らないで下さい。
「ヒヨリン、今だ!」
よっちゃん、押さないでよ。
ズイっと前に出てしまって一瞬ちぃ君と目があった。
「ひっいいいいいいい!!」
あたしのチキン野郎!!
さっさと聞いちまった方が良いものを何を
そんな手こずる必要があるってのよ。
分かっては居るのだけど何故か聞きづらい。
触れていい部分なのか分からないからだ。
あたしの場合はやむおえなく黒にしてしまったが、
その理由だって大したことなんてない。
もしかしたら、ただ単に気まぐれさんだし、
そんなに深い意味なんてないのかもしれない。
「言いてえーことあるなら言ってみろ?」
そうやって、聞かれたらもう勇気を振り絞るしかないっ!

