修平君も大人へと成長していく通過点である反抗期という

ものになってしまうのは少し寂しい気がしてしまう。

サユと同じように修平君は小さい頃からずっと仲良く

してくれた弟みたいな存在だから・・・むしろ、大人

びてたから年上みたいな感じさえするけども。

「それはそうと、何で修平今日は遅いのよ?」

「サユちゃん、修平君に聞かなかったの?

今日は委員会があるんだよ。」

これで、修平君がしっかりしている要因は確定された。

この少し抜けた姉を持つ修平君はしっかり者へとなった。

「やっぱり、お迎えに行きましょう!!」

「でも、修平嫌がるわよ?」

「な、何故、嫌がるんでしょうか?」

「知らないわよ、そんなこと!」

「直接聞いてみるに越したことはないでしょう!」

サユを引きずって行こうと思ったら、

ユウヤがやめてやれよなんてことを言ってきた。

「な、何故だ!?」

「そんなの騒がしくなるからに決まってるでしょ。」

「うぇ!?しゅ、修平君の幻が居る!!」

「日和、実在してるわよ。」

扉の前で項垂れる修平君は学ラン姿で、

小さくため息を吐くのだった。

「終わるの早くないですか?言ってくれれば、

お出迎えに行きましたよ!!」

「だから、来なくていいよ・・・・」

冬の季節だというのになんて冷たいんだ!

「何でよ、行ったっていいじゃない!」

サユの言葉にまたとないクールな表情を浮かべる。

「絶対に来るなよ」

その言葉にサユと2人で顔を見合わせた。

こ、これが世に言う反抗期なのね!!

ど、どうしたら、打ち解けるのかしら?

「そう、そういえば、ここまではどうやって?」

「ひーちゃん、さーちゃん、修ちゃんとお買い物?」

う、ウザいのがキタ━(゚∀゚)━!

「貴様、修平君に何もしてないだろうな!?」

修平君の肩にもたれ掛かる悪魔1号と眼鏡を

拭き話を聞いてた悪魔2号の登場だ。