週明けの学校はやることが多すぎる。

ガールズトークに花を咲かせていた週末よ戻って来い!!

あの後、結局夕飯を食べてからそれぞれ解散した。

暗かったが、時間がそこまで遅くないしと2人で

世間話をして帰ると真君がお帰りと出迎えてくれたんだ。

兄ちゃんが何故かずっとソワソワしてた。

その後は、永瀬家へと足を運んで修平君の部屋で

サユと修平君とゲームをした。

「はぁ」

週末が恋しいでっせ。

「立花、悪い朝練あって。」

「あー、佐藤選手おはようございます。」

プリントを大量に持って階段をうんとこしょどっこいしょ

と登っていた時に背後から声を掛けられた。

ようやく、学校が始まり冬休みボケが抜けないまま

学校に来たらすぐにこの雑用任務が待っていた。

「持ってくよ?」

「いえ、これぐらいへっちゃらですよ。

朝練お疲れ様です。こちらの仕事は

大したことありませんからまた放課後の

委員会に参加して頂けると助かります。」

学期始まりに委員会があるのは恒例行事だ。

「いや、重いっしょ?半分持つから貸して。」

半ば強引に佐藤選手にプリントの束を奪われた。

「すみません、これしきのことで・・・」

「いや、いいって。委員って2人だろ。

立花が頑張ることないから俺も出来る限り

のことやるつもりだし!」

「さ、佐藤選手、君ってヤツは・・・!」

良かった、サボりぐせのあるヤツじゃなくてと

毎度思いますよ。

思いやりのある好青年ですなー。

「ところで、立花今度の試合応援来てくれよな。」

「ふむ?」

また、サッカー部は練習試合があるのか。

大変そうでよくやるなと思っていたが、

佐藤君も選抜メンバーに選ばれてるらしい。

「いや、忙しくなかったらでいいから・・・・」

「スケジュールの調整をしてみるわ!」

廊下で佐藤君と喋ってると女子生徒が、

佐藤君を見てキャーキャー騒いでた。